ＤｅＮＡは２２日、神奈川・横須賀市の球団施設「ＤＯＣＫ」などで４日から行っていた秋季トレーニングを打ち上げた。今季は投打がかみ合わずに６年ぶりの最下位に沈んだが、来季へ向けて各選手が課題克服に着手。
三浦大輔監督は「非常にコーチ、スタッフの方々がしっかり連携を取って、うまく進めてくれたなと感じています。大きなケガもなく、なおかつ中身の濃い個々のレベルアップというところで、本当に『個』に特化した秋季トレーニングだったので、非常によかったと思います」と何度もうなずいた。

　異例の形で来季へ向けてスタートを切った。通常の秋季練習はベテラン組は免除されることが多いが、３４歳の大和、３２歳の宮崎らも参加。離日した外国人選手を除くほぼ全選手が汗を流した。
各自の課題克服が最大のテーマとあって、全選手が行う「全体練習」はなし。１、２軍の垣根もなく、各選手にあった練習メニューがそれぞれに設定された。１７日までは隣接する横須賀スタジアムも使用。球団施設「ＤＯＣＫ」とともに２つのグラウンドを使うなど、練習環境にも恵まれた。

　「ＤＯＣＫ、横須賀スタジアム、室内練習場も使って、１、２軍関係なく横浜ＤｅＮＡベイスターズという１つのチームとして動けたのは非常によかったと思いますし、すでに競争は始まっていますし、非常によかった。
１、２軍関係なく競争できて、コーチも１、２軍関係なく１つのチームとして動けた秋季トレーニングだった」と三浦監督。最下位に沈んだ就任１年目を「悔しいシーズンでした」と振り返ったが、来季へ向けては「今シーズン終わったときから２０２２年はスタートしている」と意気込んでいた。